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私たちの暮らしに地球温暖化の影響が!今、日本で起きている温暖化の影響地球温暖化の影響は日本でもすでに現れており、気候の変化は生態系を変え、農作物に影響を及ぼし、さらに日本特有の自然や文化にも影響を与えはじめています。流氷の減少(オホーツク海)ブナの原生林消滅の危機(秋田県白神山地)砂浜の減少(石川県)サンゴの白化現象(沖縄県)ミカンの高温障害(愛媛県)リンゴの着色不良(富山県)参考:YouTubeチャンネル「デコ活/環境省」より近年の台風や大雨(集中豪雨)の増加全国(アメダス)の1時間降水量80mm以上の年間発生回数最近10年間(2014〜2023年)の平均年間発生回数(約24回)は、統計期間の最初の10年間(1976〜1985年)の平均年間発生回数(約14回)と比べて1.7倍に増加しています。出典:気象庁ホームページ「大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化」温暖化の主な原因は二酸化炭素(CO₂)の増加増加し続けるCO2濃度産業革命以来、人間は石油や石炭などの化石燃料を燃やしてエネルギーを取り出し、経済を成長させてきました。その結果、大気中のCO2濃度は、産業革命前に比べて49%も増加しました。温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の観測でも、増加傾向が見られます。2018年10月には観測精度を向上させた「いぶき2号」を打ち上げ、観測を継続しています。2010年3月2018年3月2025年3月6Copyright:JAXA/NIES/MOE370380390400410420430xCO₂(PPM)