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温暖化対策のゴールは?ゴールを目指してGo!世界の取り組み、日本の取り組み気候変動対策に関する国際的な動向パリ協定の概要2015年にフランス・パリで開催されたCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)でパリ協定が採択されました。同協定は翌年に発効し、わが国も締結しました。同協定は、2020年以降の温室効果ガス排出削減などのための新たな国際枠組みであり、世界の190以上の国々が参加しています。世界共通の長期目標として、世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を継続すること、そして、今世紀後半に温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを設定しています。2021年世界のCO₂排出量(国別排出割合)2023年のCOP28では、世界全体の気候変動対策の進捗を評価する「グローバル・ストックテイク」が初めて行われました。また2030年までに再生可能エネルギーの発電容量を3倍にすることや石炭火力発電の段階的な削減に向けた努力を加速するなど全体として1.5℃の目標達成のための緊急的な行動の必要性について合意しました。出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2024年版(参考:JCCCAウェブサイト)(https://www.jccca.org/download/66920)日本での温暖化対策32.0%合計約332億トンその他37.5%中国1.9%3.0%5.0%6.9%ドイツ13.7%アメリカインド日本ロシアCO2の発生を抑えて地球の温度上昇を止めよう!「パリ協定」を踏まえた、2030年度日本の温室効果ガス排出削減目標(2013年度比)<2025年2月>更に2035年度、2040年度に、それぞれ60%、73%削減(2013年度比)することを目指すネット・ゼロ実現に向けた我が国の明確で直線的な経路を示す目標が提示されました。●温室効果ガス削減目標.......................46%●家庭部門でのCO₂削減目標66%各国の削減目標10